前回の続き
社会人一年目に晴れて保険のカモにされた自分であります。
社会人3年目に、薬剤師の仕事がAIに将来変わるだろうというショッキングなことを見て資産運用について考えるようになりました。
『資産運用って何すればいいんだ?』
周りに聞いても特別な運用をしているわけでもなく、ただ貯金して、家買って、保険に入って、という先輩がほとんどでした。親に聞いて同じ意見。
とりあえず本でも読んで情報収集しようと金融、資産運用、保険の書籍を片っ端から読んでいきました。図書館行ったり、半日くらい本屋で立ち読みしたり、立ち読みしたり。ほぼ立ち読みでしたね(笑)
おそらく100冊はいったでしょう。
で、それらに書かれていたさまざまな共通点が見えてきました。
そのなかでも
ほとんど保険に対していいこと書いていない。
保険会社に何か恨みがあるの?ってかんじでめっためたに批評していました。
もちろん、自分の入っていた医療保険、貯蓄型生命保険も例外ではありません。
ヤバイ。自分のお金の使い方間違てたわー。
特に必要もないものに毎月2万2000円払ってたわー。
押し寄せる後悔の波。
解約だ、解約しないと!と思ったが、
貯蓄型生命保険の解約返戻金は約50%で10万くらい損することになります。
世の中のほとんどの人はやってるみたいだし続けてもいいんじゃないか?
10万くらいそんもするしー
と現状維持を支持する思いもあり、モヤモヤすることに。
まぁいろいろ思い悩んでいましたが、半年後に解約を決断!
意を決して担当者に伝えることに。
物凄くドキドキでしたねー。あなたが売った商品は実はいらないものでした。変なもの買って後悔していますっと言うようなものですからね。
「入っている保険、…かっ解約します。」
「なぜですか?」
「特に自分には必要ないかなと思いまして…」
そこからの感情論を交えながらの保険トークは凄まじかったです。
今解約すると10万損するよ、今若くて病気ないから保険に入れているけど年取ったら加入できないかもよ、利率がいい保険はもう今後ないですよ。
多分、担当者の心の中では「コイツ解約とか何言ってんの!?、コイツなら言いくるめれるわー。」と思っていたでしょう。
最後のほうは 「解約します、解約します」を1分間で10回くらいは言っていました。
思いのほか、こちらが頑固だったため、最終的には向こうが根負け。解約の書類を送ると言ってくれました。
時計を見たら午前2時になっていました。22時からなので解約するのに4時間もかかりました(笑)
担当している顧客が解約したらキャリアに傷つくのでしょうね。電話から伝わる必死さに圧倒されていました。
結局、解約返戻金で積み立てた分は一部戻ってきましたが、約10万円のマイナスに。それでも気持ちは沈んでいなくむしろホッとしました。これで自分が納得する資産運用ができると。10万円はいい勉強代だと割り切れました。
保険の解約時は相当の覚悟をもって臨んだほうがいいです。まあ加入する前にしっかり調べて本当に後悔しないか考えましょう。