全く同じ処方でも薬局によって薬代が違うって知ってましたか?
一般の方は知らないと思います。薬局の体制や処方箋を出す時間によってお薬代が変わります。とりあえず専門用語は抜きにして安く済ませる方法書いていきます。同業者はきっと知られたくない情報でしょう。以下は3割負担の場合で計算しています。
お薬手帳を持っていく
持ってない人は無料でもらえるので活用しましょう。初めての薬局では安くなりませんが、6ヶ月以内で2回目以降は安くなります。自己負担額で40円の違いがあります。
お薬手帳持ち歩くの面倒だと思う方はアプリでもいいと思います。お薬手帳あるだけ。たったこれだけで安くなります。
夜間休日は避けて処方箋を持っていく
同じ薬局でも処方箋を持っていく日や時間によって値段が違います。
平日19時以降 土曜日13時以降 休日(日曜、祝日 12/29~1/3)の終日
は値段が高くなります。
上記の時間に処方箋持っていくと負担額が120円ほど高くなります。
ただ、空いた時間がないって人はどうすればいいいか。
とりあえず上記以外の時間帯に処方箋持っていき薬の受け取りは後にしましょう。処方箋を持っていく時間だけ注意すればいいので、薬の受け取りだけならたとえ休日でも高くなりません。
ただし、薬局によってはこの方法が使えない場合もあるので注意しましょう。
薬局に薬の日数調整をさせない
「この薬出してもらったけど、実は家に余っていて今回は処方してもらわなくてよかったんだよね」
と、言う場合に薬局の薬剤師に相談して処方薬の日数を変えてもらうと90円高くなります。
ですので、残薬ある場合は医師に直接言って日数の調節をしてもらいましょう。
ただ、医師に頼んだのに医師が忘れて日数を調節せずに処方を出す というよくあるパターンがあります。
医師も人間なのでうっかり忘れてしまいますので、処方箋を受け取った際に必ず確認しましょう。
薬局で薬を出すときに依頼したはずが、実は調節されてないと発覚することが多々あります。
その場合、お金もかかるし、さらに処方医に確認の電話を薬剤師がしないといけないため時間も失います。
ジェネリック医薬品にする
これは知っている方も多いはずです。ジェネリック医薬品の価格は新薬の2~5割に設定されているため安くできます。最近はジェネリック医薬品を希望されている方が増えてきていますが、まだ欧米よりは割合は少ないのが現状です。ブランド志向の国民性が理由ともいわれています。先発品にこだわりがない人はジェネリック医薬品を試してみてもいいかもです。
ジェネリック医薬品の比率が高い薬局には行かない
前回も書きましたが、ジェネリック医薬品を多く出している薬局は薬代が高くなります。直近3ヶ月のジェネリックの使用割合が75%以上だと50円ほど値段が高くなります。80%以上、85%以上になるとさらに高くなります。
できれば75%以下の薬局がお勧めです。
で、どうやってその割合を知るのか。おそらくまともな薬局なら店内に前月のジェネリック率が掲載されています。それを目安にし前月70%なら、直近3ヶ月はおそらく75%以下だろうと予想が出来ます。
あとは富裕層が多い地域の薬局はジェネリック率が低いと聞いたことがあるので、そういうところもいいかもしれません。
若い管理薬剤師のところに行く
具体的には管理薬剤師が5年以上の薬局経験がなさそうなところ。
どのくらい金額の差が出るかというと100円ほどの違いがあります。患者からみたらどの薬剤師が管理薬剤師かは分からないですね。たとえ管理薬剤師が分かったとしても何年薬剤師として働いているのかも分かりません。
服薬指導受けているときに世間話しているときにこそっと聞くといいでしょう。それが無理なら見た目で判断です(笑)
まとめ
他にも安くする方法はありますが、ざっくりこんな感じです。また、診療報酬が改定されたら値段や条件が変わるかもしれませんので、ご注意を。
ちょっとした違いで数百円は変わるので意識してみるといいでしょう。