上司や先輩から「結婚しているんだし、そろそろ家買わないの?今は金利が安いから早めにローン組んで買ったほうがいいよ!」
と、この一年で5回は言われました。
「もうちょっと落ち着いたら考えます。」
と、言葉を濁しつつその話題をスルーします。というのも当分の間は賃貸で充分だとだと考えているからです。
アラサーになって不動産の話をする機会が増えました。ほんとにこの国はマイホーム信者が多いのだなとつくづく思います。これは高度経済成長以降の「マイホーム信仰」が今なお日本に根付いているからです。
2013年の総務省の住宅・土地統計調査によると持ち家率の全国平均は61.7%
自分の同級生にも昨年ローンを組んで戸建てやマンションを買ったひとが何人かいます。話を聞いたらほとんどの人が変動金利の35年ローンを組んでいました。
35年って…64歳までローン払うの!?
ちなみに上司は34歳で戸建てのマイホームを買い69歳までローン払うそうです。
ちょっとここからは熱く持論を言っていきます!
マイホームの問題点
- 引っ越しがしにくい
- すぐに売ったり、貸したりできない(流動性がない)
- 長期のローンが長すぎる
- 維持費、固定資産税がかかる
- 価値がどんどん下がっていく
- お隣にヤバい奴がいたらジ・エンド
- 変動金利で借りると金利上昇で返済ヤバイ
- 災害にあったら自分で修理しないといけない
4000万や5000万円の借金をしてまでマイホームを買うのかが、自分には理解が出来ません。大抵、35年のローンを変動金利で組んでますが35年もローン地獄が続くなんて病んでしまします。
冷静に考えて年収400とか500万のひとが何千万もの借金を背負うっておかしくないですか?
しかも、もう日本は終身雇用の時代ではありません。経団連の会長さんやトヨタの社長さんが終身雇用は限界だ的なことを言ってました。もうお給料も年功序列ではないし、会社は自分の人生を一生面倒見てくれません。
そんな厳しい時代になりつつあるのに何で35年も借金を払い続けないといけないのか。今の収入でローンを返せたとしても10年後、20年後はきちんと返せる保証はありません。
色々考えるとリスクだらけなんです。
もう昭和の考えは捨てましょう。時代は令和なんです!
で、なんでリスクが高いのに銀行などは住宅ローンの取りやめをしないのでしょうか?
答えは、貸し倒れのリスクが少なく儲かるからです。
銀行はたくさんの人から預金という形でお金を集めて、マイホームが欲しい人にローンで貸し付けます。
そうすると、35年間、金利や手数料がチャリンチャリン入ってきます。もし支払いが滞っても家を担保にしているため、取り逃がしが少ないというわけです。
ローン組んでいる人は不利なことが多いのです。
一方、賃貸はというと圧倒的に借り手のほうが強い立場にあります。
更新が近づいたら家賃交渉できますし、災害で何かあっても大家さんが対応してくれます。多少、家賃を延滞しても、払う意思をみせればすぐに追い出されることはありません。
色々書きましたが、これらのリスクを承知でローンを組んでいる人はまだいいと思います。色んな覚悟を決めて決断したのならね。
一番危険なのは周りに流されてマイホームを買う人や見栄で買う人。
絶対にやめたほうがいいです。
自分たちはリスクをとる覚悟がないので、とりあえずヤドカリスタイルで賃貸を満喫していく予定です(笑)
それでも持ち家が欲しいという人や賃貸派の人は猛プッシュお願いします
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