よく2ちゃんねる創設者のひろゆきさんの本やYouTubeをよく見ます。
ひろゆきさんはネット界のカリスマ的存在で圧倒的な知識と慧眼の持ち主です。
最近、さすがだなーっと思うことがありました。
それが
JTBが純損益151億円の過去最大の赤字とニュースです。
JTBと言えば、学生人気企業ランキングで毎年のように上位にいる大手旅行会社ですが、何にさすがだと思ったかというと
僕が思っている仮説で、「学生人気企業ランキング上位の会社は、中長期的に潰れる」というものがあります。まあ、潰れるというのは言いすぎにしても、状況が悪くなる会社が多かったりします。
引用元:無敵の思考 誰でもトクする人になれる コスパ最強のルール21 ひろゆき
恐るべし、的中しとる。
状態が悪くなる理由として考えられることは
学生が企業を選ぶときは、情報が少ないことがほとんどです。その中で、「なんかおしゃれそう」「安定してそう」という、業績とまったく関係ないことに期待して学生が集まるわけです。そういう学生がたくさん応募してくる中で、企業は人を選ばなくてはいけないので、結果、ロクでもない人材が集まります。そのロクでもない人たちが10年後や20年後にその会社の中堅になっていくわけですから
引用元:無敵の思考 誰でもトクする人になれる コスパ最強のルール21 ひろゆき
というわけで10年前、20年前の学生人気企業ランキングをみてこの仮説があっているか検証していきましょう!
色んな会社からのランキングありましたが、今回はマイナビさんのデータを参考にさせて頂きました。
2010年卒の学生人気企業ランキング
この時期に入社した社員は今は30代半ばでしょう。中堅として会社のなかで重要なポジションに いるのではないでしょうか。
10年前の人気1位JTB、ソニー!
JTB
上記にも書いたようにJTBの2018年度の決算は151億円の赤字に。理由としては海外子会社の不振やITシステムによる失敗とのこと。店舗は1年で30店舗減らし22年までに従業員を2000人程度減らす方針。
今後の打開策としてネット予約対応を進めていくそうな。今の時代ネット旅行申し込みが当たり前となり、実店舗でやっていくビジネスモデルはなかなか厳しいと思われます。
ソニー
2018年度の業績で、売上が8兆6657億円、営業利益が8942億円で過去最高を更新。こちらの1位は対照的に絶好調。ただこの10年は常に調子が良かったわけではありません。
数年前の2012年はデジタル家電の変革についていけず、薄型テレビ事業が不振で5200億円の赤字になっていましたが、まさにV字回復!
その他
あとざっくりいいますと、
JALは2010年に1回経営破綻しました。
パナソニックにおいては業績不振で2010年に38万人だった従業員が、2015年には25万人に減りました。
三菱UFJ銀行の三菱UFJフィナンシャル・グループは今後10年程度で従業員1万人を削減予定。ただ、銀行業界が厳しい状況でマイナス金利、フィンテックによる銀行の存在意義が問われています。
あとの企業は 目立った不振などはなくこの10年を過ごしています。
2000年卒の学生企業ランキング
20年前の学生人気企業です。この時期に入社した方は40代半ばで管理職で会社の方針を決めるポジションに携わっていることでしょう。
NTTは NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTデータに分割再編されました。
ドコモは2018年度の業績は堅調だったが、2019年度は減収減益の予定とのこと。理由としては値下げしたプランを6月にリリースするため。どうやら今年が正念場のようですね。
アサヒビールも目立った悪化なく堅調なようです。
この時代もソニーとJTBは人気ですね。両社は現在(2019年)では対照的な業績になっています。
あとは自動車メーカーがランキングに登場しています。トヨタは日本の時価総額1位で
今でもなお 世界で有数の大企業です。
まとめ
10年前のランキングでは、いくつかヤバそうな企業が入ってましたが、全て落ち目というわけではなさそうです。
人気企業を選ぶ人の中には見栄や親世代の古い価値観の影響で選択するひともいるはずです。はっきり言ってやめたほうがいいですよ。
今は、誰もが知る大企業に就職=安定 ではないので自分が心からやりたい仕事を選べばいいんじゃないかなと思う今日この頃です。
ちなみに2020年卒のランキングはこんな感じ
1位伊藤忠商事
2位味の素
3位JTBグループ
4位オリエンタルランド
5位ANA
さて、10年後、20年後この会社はどうなっているのでしょうか。
就活とかもう嫌だー、ていうか働きたくないーって思っている方はプッシュお願いします
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