数年前、高級化粧品に引けを取らないと話題になったヒルドイド。コスパ最強のアンチエイジングのクリームだと話題になりました。
が、
美容目的でヒルドイドを処方してもらう美意識高い系が後を絶ちませんでした。
その結果、国の医療費を圧迫し社会問題になりました。
病気じゃないのに保険で薬もらうなんて言語道断!
そんな問題を解決すべくマツモトキヨシから
ヒルドイドと同じ主成分(ヘパリン類似様物質)のヒルメナイド油性クリームとローションが発売されました。
ちなみに私はマツモトキヨシで勤務しておりません。念のために(笑)
なぜ、美意識高い系がヒルドイドを欲しがるのか
ヒルドイドには保湿・保水、抗炎症、血行促進の3つの作用があります。
で、ヒルドイドの保湿力が半端ない。
米国皮膚科学会(AAD)はスキンケアで毎日の保湿を推奨しています。
健康な肌を保つには保湿がすごく大切。
美意識高い系はこの保湿力を手に入れたいのでしょう。
ヒルドイドの保湿力(ワセリンと比較)
スキンケアには保湿が大事と言われていますが、保湿ってあんまりピンとこないと思います。
そもそも、保湿効果は2種類あって
エモリエント効果‥‥皮膚の乾燥を防ぐもの ワセリンなど
モイスチャー効果‥‥皮膚に潤いを与えるもの ヒルドイドなど
ワセリンは皮膚を覆って水分の蒸発を防ぎます。
ヒルドイドは周囲の水分を集めて角質の水分保持を高めます。
さて、保湿力はどちらが強いのか?
モイスチャー効果>エモリエント効果
ヒルドイドのほうがワセリンより保湿力が高い傾向にあるようです。
なんと、ヒルドイドの保湿効果は白色ワセリンの約2.5倍
何でこんなに保湿力高いのか?
成分のヘパリン類似物質が周りの水分を集めて保持する力が強い。
多くの親水基(水と仲がいい)が あり、角層の水分子を引っ張て保湿します。
出典元:
ご覧のように
塗布して数日後の角層水分量が高いです。
角層水分量が他よりダントツで高く、保湿に関してはかなり優秀だと言えます。
マツキヨからヒルドイドの類似品でました
保湿力が物凄く高いヒルドイドですが、美容目的で処方してもらうことは絶対にしないでください。
それでも使いたい人にマツモトキヨシからヒルドイドの類似商品が発売されました。
ヒルメナイド油性クリームとヒルメナイドローションです。
第2類医薬品ですので薬剤師がいなくても購入できます。
お値段はそれぞれ1280円でした。
ヒルドイドとヒルメナイドの比較
多少の添加物の違いがありますが、どちらも主成分であるヘパリン類似物質が1g中3mg含有されています。
自分はアトピー性皮膚炎のため、ヒルドイドローションとヒルドイドソフト軟膏を使用していましたので使用感の比較してみます。
左がヒルメナイド油性クリーム 右がヒルドイド軟膏
色は全く一緒で匂いもなし。使用感の違いも特に変わりませんでした。
左がヒルメナイドローション 右がヒルドイドローション
こちらも見た目は特に変わりないです。
ただ、ヒルメナイドローションのほうが粘り気があったような気がしました。
どちらも使ってみて自分には違いは感じられませんでした。
まとめ
何回も言いますが、美容目的で皮膚科に受診してヒルドイドを処方してもらうのは絶対ダメです。
こういう事例が続くと保険適用外になる可能性もあり、本当にヒルドイドが必要な患者様に迷惑がかかります。
モラルのある行動をしましょう。
この保湿力に魅了されて使ってみたいのであれば、マツモトキヨシにいってヒルメナイドの購入を検討してみてはいかがでしょうか?
参考:薬局ですぐに役に立つ薬の比較と使い分け100【著】児島悠史
保湿剤を塗るタイミングの記事も書いているのでよかったら見てください!
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