近年、大手ドラッグストアがM&Aやら経営統合やらで勢力図があっという間に変わっていきます。
まさに戦国時代!
一体どこが覇権をにぎるのやら‥‥
そのなかで僕は下っ端の足軽部隊として日々戦っています。
で、ドラッグストアや調剤薬局の今後の展望を語ります。興味のある方は是非みてください。
結論からいうと、中小規模の薬局は大手ドラッグストアに買収され淘汰されていくでしょう。
これについて深堀していきます!
調剤薬局VSドラッグストア
薬の調剤で年間約7.7兆円の医療費がかかります。その7.7兆円を奪い合うために各薬局が争っています。そのなかでドラッグストアが調剤市場に次々と参入してきておりより一層シェア争いに拍車が掛かっています。
このシェア争いはドラッグストアが有利で調剤薬局を今後圧倒すると言われています。
その証拠に全国のドラッグストアの2018年度の総売上高は前年度比6.2%増の7兆2744億円で近年 増加の一途を辿っています。業界内では調剤をいれたドラッグストアは売り上げが20%伸びると言われています。
ドラッグストアが伸びている要因としては利便性の高さが挙げられます。処方箋を受付に出している間、店内で買い物をして時間を有効活用できることが強みです。
調剤で利益を得て、さらに店内の市販薬や日用品の売り上げも上がる。うまくできていますね(笑)実際、僕の店舗でも半数以上の方が待ち時間に買い物をしています。
調剤薬局だと買い物などできず、待ち時間は待合室でテレビを見るくらいでしょう。
よって利便性の違いによりドラッグストアが7.7兆円のシェアを大きく獲得していくのではないでしょうか。
これから医療費削減で処方箋単価が減っていく
今後、確実に調剤による手数料と薬価(薬の価格)は下がります。
要因としては国の医療費の削減です。そのため処方箋1枚当たりの利益が少なくなり、薄利多売のビジネスになります。
処方箋通りに薬を出すだけのを薬局は生き残るのが厳しくなりつつあります。中小規模の薬局は資金繰りが厳しくなり大手に買収されるでしょう。
まぁ今までが儲けすぎていました。何か特別なことをしなくても病院の近くに薬局を作るだけで利益が出るビジネスでしたから……
生き残るのはどんな薬局か?
生き残る薬局は自社で物流センター持っている大手の薬局です。
自社で物流のインフラを整えれるのは、はっきり言ってかなり強いです。一括で薬を大量に仕入れることで、卸から安く購入できます。それを自社の物流で各店舗に配送することにより、コストを削減できます。
実際、大手の薬局は自社で物流センターを持っていたり、卸に委託したりと物流戦略に乗り出しています。
処方頻度が高い薬は物流による薬価差益で十数億の利益を出しています。個人の薬局は真似できないでしょう。
今後薬局が生き残るには、物流網をどれだけ整えれるかにかかっています。
まとめ
中小規模の薬局は大手に買収されたり、消えたりし、数が減っていくのは確実です。コンビニが個人商店を潰していったように・・・・
今は7.7兆円を奪い合う戦国時代。一体どこの会社がトップに君臨し続けるのか
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